【勉強会議事録】令和6年度 第2回 障害者勉強会(虐待防止・身体拘束防止委員会)

【勉強会議事録】令和6年度 第2回 障害者勉強会(虐待防止・身体拘束防止委員会)

開催日時:令和6年9月6日(金)15:30~18:00
場所:藤沢商工会議所(ミナパーク)303会議室
参加対象:社員全員
司会:斎藤 記録:野中
1.開会(はじめに 深澤社長より)
障がい者勉強会はこれまでも年2回、徹底的に開催してきた。一番大切な事は虐待防止で、これは常に意識していかなければならない。2年前、当社でもグループホームの世話人による不適切な関係が虐待認定されたことがある。女性同士であったが、このようなことが起きた。この世話人は入ってきたばかりの方で、教育が行き届いていなかったから起きたのだと認識し、これを機に「世話人会」を発足した。虐待は絶対に防がないといけない。このことを肝に銘じておくことが大切である。
2.研修の意義について(水島委員長より)
虐待については日々の支援の中で、自分では虐待と思わないことでもスタッフ・利用者が虐待だと感じたら虐待につながる。例えば、“ちゃんづけ”や“くんづけ”、“スキンシップ”なども虐待に繋がることもあり、日々の行動や発言が虐待に繋がることもある。このあと視聴する動画と配布した資料の内容からしっかり学び、日々の支援に活かして虐待防止に努めていただきたい。
3.動画視聴について(細川より)
何度でも何度でも学び続けることが虐待防止に繋がるので、これから流す動画でしっかりと学んで頂けたらと思います。
『障害者虐待防止の現状と課題について』
(全国手をつなぐ育成会連合会 常務理事兼事務局長:又村あおい氏)の動画を全員で視聴した。
4.グループ討議「虐待防止のために必要なことは?」(細川より)
動画を拝聴したことを振り返り、虐待行為や不適切行為を皆さんの感覚で挙げてみて、そこから虐待防止に必要なことを考えてみてください。
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5.
グループ討論からの各グループ発表
2グループ(発表者:伊瀬谷): 皆様から上がった意見としてまず、「デブリーフィング」の機会があったら良いという話が上がりました。また、健常者・障害者という括りではなく、「自分がされて嫌なことは人にしないことが大切。」と言う話が出ました。さらに、支援をしている中でイライラすることとして、他の人に聞いても解決することを作業中に何度も質問してくること、暑いのでお水を飲んで欲しいのに飲んでくれず、仮に熱中症で倒れたら自分の責任になってしまうこと、度々にお腹が空いたと言う人がいる、という話などが
あがりましたが、「他の人に聞いても解決することを作業中に何度も質問してくること」については、「他の人に質問してみてはどうですか?」と返答する方法もあるという話があがりました。その他として、「“甘え”と“虐待”の線引き」は大切で、そのためには、挨拶の大切さを伝えたり、「ありがとう」と積極的に伝えていくことが必要だという話が上がりました。さらに、虐待を防止するためには、チームワークや思ったことが言える場所が大切という話も上がりました。就労継続支援A型では特に「自立」が大切で、「甘え」については断ってもいいが、そのときの「言葉選び」や「伝え方」などは気を付ける必要があるという話になりました。最後に、支援者たちの身を守るためにも記録を残すことは大切という話も出ました。
1グループ(発表者:西川さん): スタートとして、「がんばろうよ」という言葉がプレッシャーになっていることもあり得るので気を付けなければならない、という話が出ました。虐待防止で大切なこととして、相手のペースに合わせること、時には2人で完結せずに3人で話し合いを行うこと、相手のことを知ることが大切だという話が出ました。また、スタッフ・利用者の中には頑張り方を知らない方もいるという話や、自立の手助けをすることが虐待防止の手助けにもなるという話も出ました。
4グループ(発表者:三留係長):
人が減ったり慣れていない人が入ってきた時にイライラするスタッフもいて、スタッフ同士の虐待が起こることもあるため、そうしたスタッフ同士の虐待を防ぐ仕組みを考えて行く必要があるという話が出ました。当たり前にやっていることがNGなこともあり、第三者の目や他事業所との交流も大切だという話が出ました。何が虐待に当たるかは判断が難しく、社内の専門職を交えた検討会や支援同士の共有が虐待防止に繋がっていくという話も出ました。さらに、「支援」と「仕事」は時に相反することもあり、その解消法はしっかりとコミュニケーションを取ることだという話にもなりました。
3グループ(発表者:ビーさん): 障害者に対して、言葉遣いや話し方、優しい言葉がけ、難しい言葉は使わないことが大切だという話
が出ました。また、常に障害者のことを気にかけて健康状態や精神状態などを観察することも大切と言
う話が出ました。さらに、障害者のことを信用する、仕事を押し付けない、障害者の前で障害者の話を
しないことも大切と言う話も出ました。さらに、支援者のメンタルヘルスも大切で、「自分がやられて
嫌なことは人にはするな。」ということで話がまとまりました。
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5グループ(発表者:瀬岡さん):
今回の動画視聴を通じて、難しい、どうしたらいいか分からない、知識不足ということを感じました。そして大切なこととして、「虐待を知ること」、「しっかり学ぶこと・忘れないように学び続けること」、「虐待防止委員会の仕組みを知ること」、「不安や疑問の話し合いの機会をもつこと」、「経験を深めて相手を知ること」、「今回のような勉強会の場を活かしてどんどん学び、虐待を知ること」ということで話がまとまりました。
6.
発表からのまとめ(石黒より)
又村さんの動画は分かりやすく非常に良かった。虐待のことは何度も繰り返さないと忘れてしまう。今回、支援者に対しての話をしてくれて、どうしたら自分の精神面を保てるかも話してくれてよかった。そのためには、コミュニケーションや信頼関係、ストレスのコントロール、倫理観の欠如等に陥らないことが大切だと思う。「不適切」から「適切」に変化するためには、何度も繰り返して学び続けていくしかない。支援者側が虐待をしたかどうかではなく、本人が虐待だと感じたら「虐待だ」と訴えられることもあるので、気を付けていかなければならない。「これって虐待ですか?」と聞くくらいなら、その行動は止めたほうがいい。
7.
総評(深澤社長より)
これにて完結いたします。
8.
閉会(小山より)
以上で障がい者勉強会を閉会いたします。ありがとうございました。

以上


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